今回は、夏の暑い時期に金魚を部屋でお留守番させる際の注意点についてお話しします。
夏の暑い日に室温が何度ならいいのか?また、水温は何度だと金魚が快適に過ごせるのか?
エアコンが使えない場合の対処法も併せてご紹介します。
広告
金魚に最適な夏の部屋の温度と水温とは?
金魚は温度変化に敏感な生き物です。
夏の部屋の温度が高すぎると、金魚の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
金魚にとって最適な水温は15℃から28℃の範囲です。
しかし、夏の暑い部屋では、この温度を維持するのは難しい場合があります。
そのため、部屋の温度が28℃を超えないように工夫することが大切です。
夏の猛暑日に、エアコンをつけずに長時間家を空けてしまうと水温が上がってしまいます。
水温が30℃を超えた状態が長時間続くと、金魚は高水温を苦手とするため体調を崩すか最悪死んでしまいます。
金魚の暑さ対策!夏のお留守番のコツ5選
金魚に最適な室温や水温がわかったところで、今度は金魚のための暑さ対策のコツを紹介します。
人によっては、電気代の兼ね合いでエアコンが使えない場合もありますよね。
その場合は、どう対処すればいいのでしょうか。
1. 直射日光を避ける
金魚の水槽を直射日光が当たる場所に置かないようにしましょう。
日光が水槽に当たると、水温が急上昇する可能性があります。
部屋の中でも日陰になる場所を選び、水槽の温度上昇を防ぎましょう。
直射日光以外にも、窓付近は熱気がこもる場所です。
カーテンをしていても、布越しに暖かさが伝わるので夏場の窓付近への水槽設置は避けましょう。
2. 部屋の空気循環を良くする
部屋の空気循環を良くすることで、室内の滞留した空気を均一にでき、温度ムラを無くせます。
エアコンをつけられない場合は室内の風通しを良くし、温まった空気が部屋の中に留まらないようにしましょう。
新しい空気を取り入れることで、温まった空気を押し出し温度を下げられます。
防犯面に気を付ける必要はありますが、窓やドアなどを開けて風通しを良くすることで、部屋全体の温度が下がり金魚が過ごしやすくなります。
3. 冷却ファンを利用する
水槽専用の冷却ファンを使用することで、水温を下げることができます。
また、冷凍したペットボトルや氷をビニールや容器に入れて水槽内へ置くことも水温を下げるのに効果的です。
ただし、入れた段階で水温が下がり、溶けてきたら水温が上昇します。
そのため、金魚にとっては短時間で急激な温度変化を体験することになるためおすすめはしていません。
4. 水槽のサイズを大きくする
金魚を飼育する際には、大きな水槽を使用すると水温が安定しやすくなります。
エアコンをつけずに金魚を飼育するに小さな水槽だった場合は、外的要因での温度変化に影響されやすいためできるだけ大きな水槽にすることをおすすめします。
5. 水換えを頻繁に行う
水換えを頻繁に行うことで、水温を調整しやすくなります。
特に、エアコンを使わずに金魚を飼育する場合は新鮮な水を供給することで、金魚の健康を保つことができます。
特に夏場は、週に1回以上の水換えを心がけましょう。
金魚のお留守番で夏にエアコンを使う際の注意点
金魚は変温動物です。
外気温によって体温が変わる金魚の飼育で、エアコンを使用することは部屋の温度を一定に保つことができますが以下の点に注意してください。
1. 直風を避ける
エアコンの風が直接水槽に当たらないように配置しましょう。
直風が当たると、水温が急激に下がり金魚にストレスを与えます。
2. 温度設定を一定に保つ
エアコンの温度設定は、できるだけ室温が一定に保たれるように設定しましょう。
そのため、エアコンの効きが良い日やなかなか温度が下がらない日は、設定温度を調整する必要があります。
急な温度変化は金魚にとってストレスとなりますので、室温が28℃を超えないように一定に保ちましょう。
3. 停電時の対策を考える
夏場は台風や雷雨が起こりやすく、雷などによる停電のリスクもあります。
停電時に備えて、保冷効果のある断熱シートや電池式のエアーポンプなどを購入しておくと安心です。
その他の対策として、移動できる水槽サイズの場合は家の中でもっとも涼しい場所に移動してあげましょう。
まとめ
夏の暑い時期に金魚を部屋でお留守番させる際は、部屋の温度管理が非常に重要です。
金魚にとって最適な温度を維持するためには、直射日光を避け、部屋の換気を良くし、冷却ファンを利用するなどの工夫が必要です。
また、エアコンを使用する場合でも、直風を避け、温度設定を一定に保つことが大切です。
金魚が快適に過ごせる環境を整えることで、夏のお留守番も安心できます。
ペットの健康と安全を第一に考え、快適な夏を過ごしましょう。
広告