猛禽類好きの部屋づくりの特徴とは?鷹やフクロウと仲良く暮らすためのコツ

猛禽類好きの部屋づくりの特徴とは?鷹やフクロウと仲良く暮らすためのコツ 鳥好きの部屋
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こんにちは、ペットに関する情報やコラムを多数執筆しているフリーライターの石川です。
今回は、猛禽類好きの部屋づくりの特徴についてお話ししたいと思います。

猛禽類といえば、鷹やフクロウなどの鳥類のことですが、最近ではペットとして飼育する人も増えています。
しかし、猛禽類は一般的なペットとは違って、特別な知識と環境が必要です。
そこで、猛禽類と仲良く暮らすためには、どんな部屋づくりが必要なのでしょうか?
それでは、早速見ていきましょう。

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猛禽類に適した温度や湿度を保つ

温度の管理

猛禽類は、種類によって寒さや暑さに弱いです。

寒さに弱い種
一例
コノハズク類/小型のハイタカ属/チゴハヤブサ/ニシアカアシチョウゲンボウ等
※昆虫食系の小・中型種、南方系の種
※ハリスホークは-5℃以下で凍傷になりやすい
※コチョウゲンボウ等寒さに強い種でも冬は室内で飼育を推奨
暑さに弱い種
一例
シロフクロウ/オナガフクロウ/トラフズク/シロハヤブサ等
※北方系の種
※風通しや水浴びの環境等の条件によっても違う

夏は熱中症の危険がありますし、冬は風邪をひいたり凍傷になったりする可能性があります。
そこで、猛禽類の健康を守るためには、部屋の温度を適切に管理することが重要です。

一般的に、猛禽類を飼育する際に適した温度は20℃~25℃とされています。
この範囲内で、エアコンを使って部屋の温度を調整しましょう。
温度が高すぎると猛禽類は体温が上がりすぎてしまいますし、低すぎると体温が下がりすぎてしまいます。
そのため、温度計を使って部屋の温度を常にチェックするようにしましょう。

湿度の管理

猛禽類は、体内で水分を蒸発させることで体温を調節しています。

しかし、湿度が高すぎると蒸発がうまくいかず、体温が上がりすぎてしまいます。
そのため、季節や気候に応じて、湿度もコントロールする必要があります。

猛禽類の飼育に最適な湿度は40%~60%とされています。
この範囲内で、加湿器や除湿器を使って部屋の湿度を調整しましょう。
湿度が高すぎるとカビやダニなどの発生も心配ですし、低すぎると乾燥や静電気などのトラブルも起こりやすくなります。
そのため、湿度計を使って部屋の湿度を常にチェックするようにしましょう。

換気の方法

新鮮な空気を取り入れるために、定期的に窓を開けて換気することも大切です。
換気は、朝晩や昼間など、一日に数回行うようにしましょう。
ただし、換気中は窓から逃げ出したり外から侵入したりする危険もありますので、必ずケージを閉めておくか、ネットやカーテンなどで防御するようにしてください。

猛禽類が快適に過ごせるスペースを確保する

飼育方法を知る

猛禽類を飼うと決めたら、まずはどのように飼育するかを知ることが大切です。

飼育タイプ意味特徴
係留飼育繋いで飼育する方法・個体サイズによってパーチ設置位置(高さ)が変わる
・パーチは必ず台やテーブル、床といった面積のある上に置く
・紐の長さはパーチに乗り降りできる程度の長さが好ましい
・係留と放鳥のルーティンを作る
・掃除しやすい
・人慣れしやすくなる
放鳥飼育放し飼いする方法・室内で放し飼い
・ケガしやすい
・衝突や誤食といった死亡リスクが高まるので放鳥する部屋の片づけが必要
・掃除が大変
・人慣れしづらい
ケージ飼育鳥かごで飼育する方法・個体サイズに合ったケージを用意する
・羽ばたいたときに羽をぶつけやすい
・放鳥よりは掃除がラク
・内向的になりやすく人なれしづらい

猛禽類は、一般的に係留飼育という方法で飼われます。
係留飼育とは、猛禽類の足に専用の装具(ジェス)をつけて、パーチ(止まり木)に紐で結ぶという方法です。
放鳥やケージ飼育のほうが猛禽類にとって自由で快適そうに見えますが、実は係留飼育が猛禽類と人間の信頼関係を築きながら、安全に飼育するための最善の方法なのです。

パーチを設置する場所を探す

係留飼育をするためには、パーチを設置する場所を家の中で見つける必要があります。
その際に注意したいのは、パーチを置く場所が人間から離れすぎても近すぎてもいけないということです。
猛禽類は、人間から遠すぎると警戒心が強くなり、近すぎるとストレスを感じます。
そのため、人間が常に視界に入る程度の距離感でパーチを設置しましょう。
また、パーチを置く場所は角っこが理想的ですが、角がない場合は壁に面した場所でも構いません。
壁があることで、猛禽類は背後から襲われる心配がなくなります。

羽ばたきのスペースを確認する

パーチを設置したら、最後に羽ばたきのスペースを確認しましょう。
猛禽類は羽ばたくときにかなり広いスペースを必要とします。
壁や家具などに羽や足が当たらないように、細かくチェックしてください。

猛禽類が飛んだり遊んだりできる場所を作る

鳥は飛ぶことが大好きです。
しかし、部屋の中では飛ぶスペースが限られてしまいます。
フクロウの場合はペット色が強いので、室内程度で問題ないと思いますが、ハヤブサやハリスといった飛ばすことが醍醐味の猛禽類たちは知識を持ったうえでフリーフライトやそれに向けた訓練を行いましょう。
ただ、息抜き用に部屋に放した場合や外で飛ばしている際は、ロストするリスクがあります。
ロストした場合は、速やかに管轄の機関へ届け出を出しましょう。

猛禽類の健康や安全を守るための工夫をする

最後に、猛禽類の健康や安全を守るための工夫について紹介します。

日常的なケアを行う

猛禽類の健康や安全を守るためには、日常的なケアが欠かせません。
猛禽類は非常に繊細な動物であり、羽や爪、くちばし、目や鼻などの状態をこまめにチェックする必要があります。
もし異常を発見したら、すぐに専門の獣医さんに連絡しましょう。

安心できるスペースを作る

さらに、猛禽類は自然界では常に外敵からの脅威にさらされているため、周囲の環境に敏感です。
そのため、家の中で飼育する場合でも、猛禽類が安心して過ごせるスペースを作ることが大切です。
放鳥飼育の場合はパーチを安全な場所に設置し、ケージ飼育の場合はケージ内を快適に整えてあげましょう。
そうすることで、猛禽類はストレスを感じずにリラックスできます。

適切な餌を与える

また、猛禽類の餌は種類や個体によって異なりますが、一般的な生肉では不十分です。
猛禽類専用の餌であるウズラやネズミなどを適切な量与えることが必要です。
日々の体調や活動量に応じて与える量を調整しましょう。

診察してくれる病院を探しておく

最後に、万が一猛禽類が病気やケガをした場合に備えて、診察してくれる病院を事前に探しておくことも重要です。
猛禽類を飼う際に最も気をつけるべきことは、近くに専門の病院があるかどうかです。
住んでいる場所の立地や交通手段も考慮し、猛禽類が安全に暮らせる条件を満たしているか確認しましょう。

まとめ

今回は、猛禽類好きの部屋づくりの特徴についてお話ししました。
猛禽類は一般的なペットとは違って、特別な知識や環境が必要です。
しかし、温度や湿度を管理したり、スペースや遊び場を作ったり、健康や安全を守ったりすることで、猛禽類と仲良く暮らすことができます。

猛禽類は非常に魅力的で愛らしい動物です。
あなたも猛禽類と一緒に快適な生活を楽しみましょう。

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