愛猫家が気を付けたい猫が喜ぶ部屋作りのコツとして、今回は間取りと部屋づくりの5つのポイントをご紹介します。
ご存じの通り、猫は高いところが大好きです。
また、隠れることも好きなため、部屋には隠れる場所や遊び場所も必要です。
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
猫が喜ぶ部屋作りは窓の数や位置が重要!
猫が喜ぶ部屋作りに欠かせないのが窓の数と、窓の位置です。
基本的に室内から出ることが無い猫は、外の世界に興味津々です。
窓の数は多いほど良い
猫は、外の世界に対して好奇心旺盛です。
窓から見える動物や植物などは、猫にとって楽しい刺激になります。
可能な限り多くの窓を確保して、猫が外の様子を観察できるようにしましょう。
とはいえ、猫は視力が良くないので窓の世界が全て見えているわけではありません。
猫が窓の外を眺める多くの理由の一つが、縄張りです。
自分のテリトリーの安全を確認することで、安心感を得ているという側面からも、窓の確保は重要になります。
窓の高さは低めに設定する
さらに、窓から差し込む日光は、猫の健康や気分にも影響します。
窓の高さは、猫が容易に飛び乗れる程度に低く設定しましょう。
窓から入る日光は、猫の体温調節やビタミンDの生成にも重要です。
窓辺にくつろげる場所を作る
窓際に棚やクッションなどを用意して、猫がリラックスできる場所を作ってあげましょう。
窓辺に棚やクッションなどを置くと、猫がくつろげるスペースができます。
猫が喜ぶ部屋作りは高さのある部屋づくりが重要!
猫が喜ぶ部屋作りに欠かせないのが、高い場所の確保です。
では、どうやって高さのある部屋を作ればいいのでしょうか?
高い壁や天井を確保する
猫は、高い場所から周囲を見下ろすのが大好きです。
高い場所に上がると、猫は自分が安全で優位な立場にいると感じます。
さらに、高い場所は温かくて居心地の良いスペースでもあります。
ですから、猫にとって理想的な間取りや部屋づくりをするには、壁や天井の高さに配慮する必要があります。
可能な限り高い壁や天井を確保して、猫が上りやすくする工夫をしましょう。
壁に移動用の道具を設置する
壁には、本棚やキャットウォークなどを設置して、猫が自由に動き回れる環境を作りましょう。
キャットウォークとは、壁に沿って取り付けられた木製や金属製の通路のことです。
キャットウォークを使うと、猫は壁沿いに走ったりジャンプしたりできます。
天井にくつろぎ用のスペースを提供する
天井には、ハンモックやネットなどを張って、猫がくつろげるスペースを提供しましょう。
ハンモックやネットは、猫が寝転んだり揺られたりするのが好きな性質に合っています。
また、ハンモックやネットは、猫の体重に合わせて伸縮するので、猫の関節にも優しいです。
猫が喜ぶ部屋作りは運動できるかを意識する!
猫が喜ぶ部屋作りでは、猫が運動できるような階段や廊下の幅に意識を向けてみましょう。
猫は運動することが大好き
猫は、運動することが大好きな動物です。
運動することで、猫はストレスを解消したり体力を向上させたりします。
さらに、遊びを通して人間との信頼関係も築きます。
階段がない家の作りだったとしても、キャットウォークやキャットタワーなどを設置することで猫に必要な運動量を提供することができます。
その他、本棚など今ある家具で猫が遊べないか意識するだけで、猫の遊び場は充実します。
注意点として、棚を猫が遊び場にする場合は転倒防止を付け、猫も飼い主もケガをしないように気を付けましょう。
階段や廊下の幅が重要
猫が喜ぶ間取りと部屋づくりでは、階段や廊下の幅が重要です。
階段や廊下は、できる限り広くして、猫が自由に走り回れるスペースを確保しましょう。
既に住んでいる家の場合は、階段や廊下に荷物を置きっぱなしにしないようにし広々とスッキリさせましょう。
フローリングなど滑る素材の場合は、階段や廊下には滑り止めのカーペットやマットなどを敷いて、猫が安全に移動できるようにしてあげると怪我の心配もありません。
猫がくつろげるような収納スペースや家具の配置を工夫しよう
隠れる場所とくつろぐ場所を用意しよう
猫は、自分の居場所を大切にします。
自分の居場所には、隠れる場所とくつろぐ場所が必要です。
隠れる場所は、猫が危険やストレスから逃れられる場所です。
くつろぐ場所は、猫がリラックスして過ごせる場所です。
自分の居場所を持つことで、猫は安心感や満足感を得られます。
収納スペースを多く設けよう
猫が快適に暮らせるようにするためには、収納スペースや家具の配置に工夫が必要です。
収納スペースは、できるだけ多く用意して、猫が隠れやすいようにしましょう。
収納スペースにはカーテンや扉などを取り付けて、猫が自由に出入りできるようにしましょう。
家具の配置でくつろぎスペースを作ろう
家具の配置は、猫がくつろげるようにしましょう。
家具の上や下にクッションや毛布などを敷いて、猫が気持ちよく寝転がれるようにしましょう。
猫がよろこぶアイテムやおもちゃを用意しよう
猫のニオイ付けの重要性
猫は、自分のテリトリーを確保するために、自分のニオイを周囲に残します。
そのため、猫が快適に暮らすためには、自分のニオイを付けることができる場所やものが必要です。
猫の本能を満たすアイテムやおもちゃ
また、猫は本来、狩りや遊びなどの活動を好む動物です。
そのため、猫がストレスを感じないようにするためには、猫の本能を刺激することができるものが必要です。
猫用のアイテムやおもちゃの配置のコツ
そこで、猫が喜ぶ間取りと部屋づくりのポイントとして、猫用のアイテムやおもちゃの配置について考えてみましょう。
猫用のアイテムやおもちゃは、できるだけ多様な種類や形態のものを用意して、猫が自由に選んで使えるようにしましょう。
猫用のアイテムやおもちゃは、猫が興味を持ちやすい色や形や素材などを選んであげると良いでしょう。
また、猫が飽きないようにするためには、定期的に入れ替えてあげることも大切です。
猫が喜ぶ部屋作りの注意点
トイレと食事スペースを離す
猫のトイレと食事をする場所は離れた場所に設置しましょう。
トイレの近くに水や食事スペースを設けると嫌がります。
猫も人間と同じで、落ち着いた人通りの少ない場所で排泄行為を行いたい生き物ですので、そんな時は人間のトイレと同じスペースに設けるのも一つの手です。
その場合は、猫が自分のトイレに自由に辿り着けるように猫専用のドアを取り付ける必要がありますが、人間と同じトイレに設置することによって家自体の臭いも解消されて一石二鳥です。
加熱器具やアロマキャンドルに注意
ヒーターやストーブを使う時期は、テーブルの下や棚の近くには置かないようにしてください。
というのも、猫は高い場所から物をよく落とします。
例えば、テーブルに新聞紙やタオルが置いてあった場合、猫はそれを何らかの理由で落とすかもしれません。
その落とした先に、ヒーターやストーブがあった場合、火事になるリスクが高まります。
アロマキャンドルやお香も同じです。
火をつけて香りを楽しんでいるとしても、猫には通じません。
容赦なく床に落とします。
猫優先でお部屋を作る場合は、火気を使わない趣味を持つか、飼い主の趣味部屋を設けて猫が立ち入らないように対策しましょう。
湯船には蓋をする
湯船に湯を張りっぱなしにする際は、完全に風呂場に入れなくするか湯船に蓋をしましょう。
基本的に、水場には近づかないと子が多いと思いますが落ちて溺れることがあります。
キッチンに近づけない
ガスコンロの場合は、猫が着火ボタンを押して火事になるリスクがあります。
また、フォークや包丁などもとても危険ですし、お皿も棚から出されている場合は割ってしまい危険です。
ワンルームや対面式キッチンの場合は、キッチンに仕切りが無いため猫を近づけないようにすることは難しいかもしれません。
その場合は、出来る限りきれいに片付けましょう。
ガスコンロは留守番の際には元栓を閉じるなどして対策しましょう。
まとめ
猫が喜ぶ間取りと部屋づくりについて、5つのポイントを紹介しました。
窓の数や位置、壁や天井の高さ、階段や廊下の幅、収納スペースや家具の配置、猫用のアイテムやおもちゃなどを工夫して、猫が快適に暮らせる環境を作ってあげましょう。
猫が幸せになれば、飼い主さんも幸せになれます。
愛猫家の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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